黒猫デイズ

□黒猫デイズ5
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「……おい」

「何?」



ベットに座った雲雀に、起き上がった獄寺が声かける



「それオレが作ったくろまめの首輪じゃねぇか!!」



獄寺が指差す先、雲雀の首にはジャラジャラ装飾のついた動物用の首輪が付いていた



「あぁこれ?僕がくろまめだからだよ」

「いやいや。わざわざくろまめの首から外して、自分の首に付けた可能性だってある」

「どんな趣味なの、それ」

「……マゾ?」

「むしろ僕はサディストだよ。それより僕眠いから寝たいんだけど」



手で口元を押さえて欠伸をする



「オレも眠い」

「でも君は起きて僕を見てないと」

「それはそうだけど……」

「人間が猫になる瞬間なんてめったにないよ。見たいでしょ?」

「……本当にそうなら見たい」

「そういうわけでお休み」



獄寺の横に寝転がり、布団を掛けて……



「おい待て待て。だからってお前が寝ていいわけじゃねぇぞ!!」

「……ちょっと寒いんだけど」



ガバッと掛け布団捲る。雲雀は眉をひそめて獄寺を見る



「"寒いんだけど"じゃねぇよ!!勝手に寝るな!!」

「何もしかして1人で起きてるの寂しいの?」

「そ、そんなわけねぇ!!ただお前だけが寝てる事にムカつくだけだ!!」

「……分かった。どうせうるさくて寝れないし、話し相手くらいなってあげるよ」



布団から出て獄寺の隣に座った



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