*頂捧・企画*

□愛されている印
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*雲獄*
*甘
*現在

雲獄←骸・山・Dみたいな感じ?









「じゃあ僕と浮気しますか?」

「は、はぁァァァア!?」



並盛の空の下、獄寺の声が響いた




事の起こりは約1時間前










放課後。廊下には応接室に向かう獄寺がいた
彼の尊敬する10代目こと沢田綱吉が補習の為、終わるまで応接室で時間を潰すみたいだ



「(でもヒバリ仕事忙しいかな。それとも見回り中かもしれないな……)」



そんなことを考えながら応接室に段々近づいていく



すると………



「ははっ……」

「………っ」

「………のか?」



「(……話し声?)」



まだ距離はあるが、廊下が静かなのと獄寺の耳の良さの為、微かに人の話し声が聞こえてきた



「ヒバリと……草壁とかか?」



だがまだ声の識別が出来ない。獄寺は更に応接室へと近づいていく



「……さい……共」

「本当……な」

「あぁ………」




「(ヒバリに……跳ね馬と山本か?珍しい組み合わせだな)」



そんな事を呑気に思っていたオレはドア前に着いた。ためらう事なくドアノブに手を伸ばし……



「えっ………」



少し開いたドアの隙間から見えた……



黒いソファに座るディーノとその向かいソファに座る山本、そして顔をほんのり赤く染めたヒバリが……



「(なな何でアイツの顔が赤いんだよ。オレの前であんな顔したことねぇのに……)」



もしかしてアイツ、オレより跳ね馬や山本の方が………好き、なのか?



「…………っ」



これ以上見ていられなく、この場から走り去った











「そんなことがあったんだ……」



あの後屋上に逃げた。しばらくすると補習を終えた10代目が屋上に来られた
オレの異変に気づかれた10代目に、さっきの出来事を話した



「はい……。これって俗に言う"浮気"というやつッスか?」

「ん〜でもまだそう決まったわけじゃないからな。獄寺君の勘違いかもしれないし……」

「いえ、アレは間違いなく浮気です」

「……………」

「……………」

「……クフッ?どうしましたか?」






「「骸ォォォォォ!?」」



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