*頂捧・企画*
□好きの一言
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‡1周年記念‡
*ザン獄*
*ギャグ甘
*10年後(ヴァリアーにはフランもマーモンも居る設定です)
「……で、これが先月かかった修理費の報告書な。お前ら毎回毎回屋敷壊しすぎだ。10代目が嘆いてらっしゃったぞ
それで、こっちが10代目からの任務の依頼書だ」
現在ボンゴレは10代目ボス、沢田綱吉がトップに立っている
その右腕、獄寺隼人は美しい銀髪に宝石のような翠色の目、なめらかな白い肌を持つ美青年だ
そんな彼は今、独立暗殺部隊ヴァリアーのボス、XANXUSの部屋に居る
「はっ、テメェんとこのボスはそんなに貧弱なのか」
獄寺は立っているのに対し、XANXUSは彼と机を挟んだ反対側に、椅子にどっかり座っている
「ちげぇよ。その任務は霧属性の奴が適任だが、生憎こっちの霧の守護者が2人とも任務中で居ないからだ」
「……まぁいい。丁度マーモンとフランが暇そうだったから、やってやるよ」
「実際やるのはアイツらだろ」
「いいから寄越せ」
そう言えば資料を受け渡しする為、自然に二人の距離は縮まる
「……お前、香水変えたか?」
その時フワリと獄寺から香り、XANXUSはそれを感じ取る
「いや、いつもと同じだぜ。……もしかして煙草吸ってないからかな」
匣兵器を使うようになってからは、ダイナマイトをあまり使わなくなり、それに伴って煙草の量も少なくなってきた
2週間前XANXUSの所に来た時はまだ1、2本吸っていたが、ここ最近は全く吸っていない
「今日持ってきたのはそれだけだ」
「そうか。じゃあな、は……はや、早く失せろカス!!」
「テメェに言われなくてもそうするぜ!!」
獄寺は少し乱暴に扉を閉めた
「ゔお゙ぉい!?また駄目だったのかよぉ゙!!」
「うるせぇドカス!!」
獄寺が去った扉からスクアーロが入ってきた。XANXUSは近くにあったペンを投げる
「ボスったら何で"隼人"が"早く失せろカス"になるのよ〜!!」
続いてルッスーリア、静かにレヴィが入ってきた
「ボス、また次があるよ」
「そうですよ。なのでその依頼書ミー達に下さーい」
どこからともなく湧き出たマーモンとフランが言う
「貰ったらさっさと出てけ。テメェらもサボってんじゃねぇ」
フランとマーモンに資料を渡しながらギロリと3人を睨む
「そういえばベルはどうしたぁ゙ぁ!!」
血が滴り落ちる額を押さえながらスクアーロが叫ぶ
「私達は一緒じゃないわよ」
「そうだ」
ルッスーリアとレヴィが答えた
「僕も知らないよ」
「ベル先輩でしたら……」
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