獄寺受け
□放課後の呼び出し
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*雲獄*
*甘
*現在
「………………」
「………何?さっきからジロジロと」
今僕が居るのは応接室
そして僕の目の前にはドアを背にして立つ獄寺隼人
「そんなに見つめて……僕のことがそんなに好きなのかぃ?」
「ち、ちげぇよ!!つーか睨んでいるんだよ!!」
「で、何なの」
「〜っ何なのじゃねぇよ!!テメェが呼んだんだろ!!」
うるさい。そんなに怒鳴らなくてもいいでしょ
そう思いながら僕の視線は、着崩したせいで見えている鎖骨へ向けられた
「たっく、10代目を待たせているんだからこんなとこにいつまでも居られな……」
ガシッ
両手でガッシリと隼人の肩を掴む
いきなりだったからか、隼人は一歩後ずさりをした
「な、何だよいきな……」
チュッ
軽く触れるだけのキスを隼人に落とす
なのに唇を離したら
「///」
された本人はすごい真っ赤な顔をしていた
「なな何しやが「シャツ開けすぎ」
「……はぁ//」
「それ校則違反だから咬み殺したの」
「……ってそんな理由でキスするなァァァァ///」
「あとそれから……」
ヒョイ
「なっ//おお下ろせ//!!」
「暴れないでくれる。ただのお姫様抱っこじゃん」
「た、ただのって……//つーか下ろ……!?」
雲雀の顔が獄寺に近づく。それに気づいた獄寺はとっさに目を瞑る
唇が触れるか触れないかのところで止まった
「目開けて」
「…………」
「……開けないとキスするよ」
「!?」
それを聞くと渋々目を開けた
「大人しくしていないとまたキスするからね」
ペロッと口の端舐める
「……………」
その後隼人はすぐに大人しくなった
僕は唇を遠ざけ、そのままソファまで歩いていき……
ドサッ
「痛っ!?」
隼人をソファに投げた
「な、何しや……//ちょっ!?何乗っているんだよ//」
僕は起き上がろうとしていた隼人の上に覆い被さるように乗る
「それから」
首に付けているネックレスを手に取る
「これも違反」
チュッとネックレスの飾りに唇を落とし、そのまま流れるよう隼人の唇にまた近づき、重ねる
「……ん………ふぁ//」
さっきより長くやっているせいで、酸素の足りなくなった隼人はソレを求めるように口を開けた
でも残念
「ん!?………ん、ぁ//」
君が求めているモノは入らないよ
代わりに僕の舌をねじ込んだからね
困惑している舌を捕まえ、優しく絡め、深く深く……
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