獄寺受け

□放課後の呼び出し
1ページ/3ページ



*雲獄*
*甘
*現在







「………………」


「………何?さっきからジロジロと」



今僕が居るのは応接室

そして僕の目の前にはドアを背にして立つ獄寺隼人



「そんなに見つめて……僕のことがそんなに好きなのかぃ?」


「ち、ちげぇよ!!つーか睨んでいるんだよ!!」


「で、何なの」


「〜っ何なのじゃねぇよ!!テメェが呼んだんだろ!!」



うるさい。そんなに怒鳴らなくてもいいでしょ

そう思いながら僕の視線は、着崩したせいで見えている鎖骨へ向けられた



「たっく、10代目を待たせているんだからこんなとこにいつまでも居られな……」




ガシッ




両手でガッシリと隼人の肩を掴む
いきなりだったからか、隼人は一歩後ずさりをした



「な、何だよいきな……」




チュッ




軽く触れるだけのキスを隼人に落とす

なのに唇を離したら



「///」



された本人はすごい真っ赤な顔をしていた



「なな何しやが「シャツ開けすぎ」


「……はぁ//」


「それ校則違反だから咬み殺したの」


「……ってそんな理由でキスするなァァァァ///」


「あとそれから……」




ヒョイ




「なっ//おお下ろせ//!!」


「暴れないでくれる。ただのお姫様抱っこじゃん」


「た、ただのって……//つーか下ろ……!?」



雲雀の顔が獄寺に近づく。それに気づいた獄寺はとっさに目を瞑る
唇が触れるか触れないかのところで止まった



「目開けて」


「…………」


「……開けないとキスするよ」


「!?」



それを聞くと渋々目を開けた



「大人しくしていないとまたキスするからね」



ペロッと口の端舐める



「……………」



その後隼人はすぐに大人しくなった

僕は唇を遠ざけ、そのままソファまで歩いていき……





ドサッ





「痛っ!?」



隼人をソファに投げた



「な、何しや……//ちょっ!?何乗っているんだよ//」



僕は起き上がろうとしていた隼人の上に覆い被さるように乗る



「それから」



首に付けているネックレスを手に取る



「これも違反」



チュッとネックレスの飾りに唇を落とし、そのまま流れるよう隼人の唇にまた近づき、重ねる



「……ん………ふぁ//」



さっきより長くやっているせいで、酸素の足りなくなった隼人はソレを求めるように口を開けた

でも残念



「ん!?………ん、ぁ//」


君が求めているモノは入らないよ
代わりに僕の舌をねじ込んだからね

困惑している舌を捕まえ、優しく絡め、深く深く……






次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ