獄寺受け

□君の体温
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*雲獄*
*ほのぼの
*現在







「あーつーいーあーつーい。あ゙ぁ゙〜暑いィィィィ!!」


「我慢しなよ」


「無理。暑いー暑いー」


「……………」


「何でこのクソ暑い時にクーラーつかねぇんだよ!!応接室だろ、ここ」


「……隼人のせいでしょ。先週ク「い、言うな!!アアアイツの名前だけはいい言うな!!」

「(……本当に怖いんだね、少し涙出てるし)……8本足の黒い物体が居るからってクーラーにダイナマイト投げるから」



雲雀は獄寺の目尻の涙を吹いてあげる



「うっ!?……だって……………あぁアチー!!
暑い暑い暑い暑いィィ!!」


「隼人うるさい」


「……だって暑いモン」


「暑い暑い言うから余計暑いんじゃん」


「そんなに黙ってほしいからアイス買っ「ヤダ」


「……………」


「とにかく我慢して」




ムギュ




「…………って、元はといえばお前が抱きついているのが悪いんだろ!!



離せ!!!と言いながら獄寺は雲雀の肩を押す


獄寺が言うように、彼は今膝に乗っている雲雀に抱きつかれた状態でソファに座っていた



「だって寒いから……」


「はぁ!?お前このクソ暑いのに寒いって……」



獄寺は押すのを止めた



「雲雀……もしかして熱でもあるのか?」



雲雀の前髪をどかし、おでこに手をあてる



「……普通こうじゃないの?」



雲雀はおでこの手をどかし、コツンと獄寺のおでこに自分のをくっつけた



「なっ!!ちち近い!!」



白い肌がみるみるうちに真っ赤に染まった



「……隼人の方が熱あるんじゃない?」


「こ、こんなことされているから当たり前だろ!!」


「……クスッ、本当に可愛いね、隼人って」



そう言って隼人のおでこにキスを落とした



「……や、やっぱり離せ!!ああ暑いんだよ!!」


「……仕方ないね」



雲雀は抱きつくのを止め、獄寺の膝から退いていった



「あ…………」


「ん?どうしたの、隼人?」


「……いや、何でもねぇ」


「そう……」



そのまま机を挟んだ反対側のソファに移動し、座った



「……………」



獄寺はソファに寝転がり黙った



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