獄寺受け
□二人で奏でる愛歌
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「お待たせしましたリボーンさん!!」
ナッポーの悲鳴が聞こえた後、ドアが開き獄寺が入ってきた
「早いじゃねぇか」
「はい。あっ、10代目もいらしたんですね」
「僕もいるよ」
「……………」
「……ノーコメント、か。まぁいい
これが君の照れ隠しだってことはすでに分かっているからね」
そう言って雲雀は獄寺に近づき抱きしめる
「は、離せ馬鹿//」
「ヤダ」
「……ところでリボーンさん、オレにやって欲しいことって……」
獄寺は雲雀に抱きつかれたままリボーンに聞く
「あぁ、その事だが……
お前、ヒバリのキャラソンの伴奏をやれ」
「「えっ、えぇェェェ!?」」
ツナと獄寺の叫び声が見事にハモった
「うるせぇダメツナ」
「何でオレだけ!?」
「リリリリリボーンさん!!これは一体……」
「そのままの意味だ。ヒバリのキャラソン『ひとりぼっちの運命』の伴奏をしろ
さもなくば……」
ジャキっと銃をツナに向ける
「だから何でオレ!?」
「獄寺に銃を向けれるわけねぇだろ」
「で、でもリボーンさん。オレ、ヒバリの曲なんて知らないし弾けないッスよ」
「安心しろ。ツナから楽譜をもらって練習していた曲があるだろ
その曲がヒバリのキャラソンだ」
だからバッチリ弾けるだろ。そう言ってニヤリと笑った
「赤ん坊、それ本当かい?」
「本当だぞ。獄寺の伴奏だったら歌うだろ」
「あぁ」
「そういうわけだ獄寺。ツナがヒバリだけ歌ってくれなくて困っている
こういう時こそ右腕の出番だろ」
右腕という言葉にピクリと反応する獄寺
「……分かりました!!そこまで10代目がおっしゃるなら、オレ弾きます!!」
「いや、オレ何も言ってないからァァァ!?」
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