獄寺受け
□名前で呼んで
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いきなり応接室に霧が立ち込め
「会いに来ましたよ、隼人君」
骸が現れた
「……………」
「……………」
「……あ、あれ?」
しかし雲雀は彼に冷ややかな眼差しを向けるだけ
獄寺は骸を見向きもせずポ○キーを食べ進める
2人の無言の反応に骸は焦る
「ちょっと無視ですか前髪M男くん!?」
「……(後で咬み殺す)」
雲雀の額に青筋が立つ
「クフークフー隼人君!!こっち見て下さいよ!!あなたが大好きな六道骸ですよ〜」
「何言ってるの君。隼人が好きなのはこの僕だよ」
「クフッ、まんまと僕に話しかけてしまいましたね、雲雀恭弥」
「……クソッ」
鼻で笑う骸と悔しがる雲雀
「……お前そこ悔しがるところか?」
「やっと隼人君も僕に話しかけてくれましたね!!」
「テメェじゃなくてヒバリに話しかけたんだよ!!」
「おやおや。でも君は今僕に話しかけましたよ☆」
「……コイツむかつくな」
「それは最初からでしょ、隼人」
今にもダイナマイトを取り出しそうな獄寺。雲雀は彼の肩に手を置き慰める
「ところで何しに来たの?5秒以内に言わないと咬み殺すよ」
「そういえば。隼人君のあまりの可愛さについ本来の目的を忘れてい「2、1、はい終わり。じゃあ遠慮なく咬み殺すね」
「ち、ちょっと待って下さいよ!?」
ジャキンとトンファーを構える雲雀に骸は制止の声をかける
「何?」
「さ、最後に一言ぐらい言わせて下さい!!」
「……はぁ、仕方ないから遺言と思って聞いてあげるよ」
両腕を下ろして雲雀は言った
「ありがとうございます。では……
僕は愛しの隼人君に名前で呼ばれていますから、クフッ☆」
「!?」
「では失礼しますね」
獄寺に投げキッスをしてから、一瞬のうちに骸は消えた。まるで忍者のように
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