獄寺受け
□月夜にキスを奪われる
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*雲獄*
*甘?・獄寺誕生日ネタ
*現在
*telzuolo様に提出
星が輝く夜空の下を、軽い足取りで歩く
闇に浮かぶ月はとっても綺麗に輝いている
世界が、いつもより明るく見えた――
―――――
―――
パーン!!
「「「「ハッピーバースディ!!」」」」
「……へっ?」
目の前には山本と笹川兄妹とアホ女。その後ろにイーピンを抱えるクロームとフウ太とアホ牛
大きな音と共に紙切れがオレに飛んできて……。隣にいる10代目はニッコリ笑っていらっしゃる
オレはただいつも通り10代目の補習が終わるのを待っていて、その後教室に戻ってきた10代目と学校から出て
(そういえば山本は用事があるからと先に帰ったな)
途中で「今日オレん家でご飯食べていかない?」と言われ、断るわけにもいかず恐れ多くも夕食を10代目の家で食べる事となっただけだ
なのに………
何故コイツらは揃いも揃って10代目の家に居るんだよ!?
「じゅ、じゅうだいめ。これは一体……」
髪の毛に付いた正方形の紙もそのままで、10代目に聞いてみた
「ん?誕生日パーティーだよ」
「誕生日パーティー、ですか?今日誰かの誕生日でしたっけ?」
「あれ?今日獄寺君の誕生日じゃなかった?」
「今日は9月9日だぜ。もしかして獄寺忘れてたのか?」
靴の踵を踏んでやって来た山本は、オレの肩に腕を回してそう言った
「わ、忘れてねぇよ!!最近色々あって意識してなかっただけだ。つーか離れろ!!」
「嫌なのな」
「(それってつまり忘れていたんじゃん!!)
ひ、ひとまず中に入ろよ獄寺君。母さんの料理が冷めちゃうからさ」
「そうですよ!!せっかくハル達もお手伝いしたんですから!!」
「お部屋も飾り付けしたんだよ。ねぇクロームちゃん」
「うん。あとケーキもあるよ」
10代目のお母様やコイツらに悪いので、オレは家の中に入っていった。もちろん山本を蹴り飛ばす事も忘れずに
10代目のお母様が作った料理や笹川達が作ったケーキを食べ、10代目や山本からプレゼントを貰った。ランボと芝生頭が歌を歌って、フウ太がUMAが出そうな場所ランキングの紙をくれた
リボーンさんは「オレのプレゼントは後で家に届く」とおっしゃられた
10代目が事前に言って下さり姉貴は眼鏡をかけていたから腹痛も起こらなかった(ボイズンクッキングは遠慮したが)
途中有幻覚の骸が現れて、プレゼントとか言って頬にキスされた
こうして楽しい時間はあっという間に過ぎていった
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