少年と時々少年な少女の恋物語

□08.女の闘い
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土曜日の朝
コン、コンと窓を叩く音が聞こえ神田は窓の方を見ると桜花が開けて〜と叫んでいた。



〜女の闘い〜




神田は窓を開け桜花はプリクラを持っていた。


『はい、これ。こないだ撮ったプリクラ渡してなかったの今気付いたの。』

「あぁ、あん時のか。別にいらねぇよ、お前にやる。」


桜花はせっかく一緒に撮ったプリクラをもらってもらえないことを残念に頬を膨らませる。


『一緒に撮ったのに…、プリクラ張とかに貼ってくれてもいいじゃん!』

「なんで、俺がプリクラ張とかにはらなきゃなんねぇんだよ。」


神田はだったらお前が貼れと桜花にプリクラを渡す。


『わかった、いいよ。私がユウのプリクラ貼ってあげる。そうそう、ママ達にもプリクラあげちゃったけどいいよねVv』



「なんだとう、あんな恥ずかしいもん親に見せるなよ。」

『えー、恥ずかしいくなんかないよ。ユウのことお姫様みたいだって誉めてたよ。』


じゃあねと窓を閉める桜花に神田はおもいっきり叫んだ。


「俺は男だ!!女じゃねぇ!!」


下からはうるさいと神田母から怒鳴られ桜花からも静かにしてと言われ神田は悔しい思いをする。







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