少年と時々少年な少女の恋物語

□03.それぞれの成長
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ある日の晴れた日。七五三の記念に二人の家族は一緒に写真を撮ることにし写真館を訪れていた。


カメラの前では小さな二人がならんでいる。

カメラマン「は〜い、撮りますよ。お嬢ちゃん達、こっちみてね。」

「ぼくはおんなのこじゃないよっ。」


神田が怒ってプンっととそっぽむき帰ろうと親達のほうへ行こうとすると桜花は神田の服の裾を掴み泣きはじめる。


『わぁ〜ん、ユーくんかえっちゃあやだぁ〜υ』

「む〜う、わかったよιなくなよ〜υ」


桜花がなかなか泣きやまないので神田も泣きはじめ、泣きながらカメラに撮られることになってしまった。


出来た写真には目が真っ赤にした桜花と神田、にっこりと笑っている親達が写っていた。



「という訳なのよ、ユウ君も桜花も泣いちゃって写真撮るのに大変だったのよ。」

そうそう、大変だったわねぇ。と母親達が大笑い、桜花は恥ずかしそうにし神田は顔を引きつっていた。




つづく



次はあとがきです





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