書庫

□俺のハニーに手を出すなっ!
1ページ/5ページ

 下忍の任務で相変らずのクダラナク、タルイ草むしりをしながら周りの奴等を見てた。
「ナールト♪雷切教えて上げるから、こっちにおいでよ!」
ロリショタ上忍一名。
「よぉ!うずまき。将棋に興味ねぇか?」
髭面クマ一匹。
「おっ!ナルト元気かぁ?皆さんに迷惑掛けるなよ?後で一楽のラーメン奢ってやるからな?」
抜け作中忍一名。
「……今日は……なっナルト君……あっあの……」
モジモジ女下忍一名。
「あー面倒クセ〜〜タリいな〜〜で、ナルトこの後暇か?」
メンド臭がり下忍一名。
「……お早う……ナルト今日も良い天気だな……虫達も喜んでる……」
虫遣い下忍一名。
「修業熱心で好もしい奴だ」
エロ目遣い下忍一名。
「「「「「「「ナルト……ナルト……ナルト」」」」」」」
煩い、ウザイ、目障りだ。
ブチブチ草を抜きながら、チラリと皆に名前を呼ばれてる奴を見れば。
ニコニコ可愛い笑顔を振り撒き、嬉しそうに満開の笑顔をしやがって、周りの奴等に一々オーバーなリアクション付きで返事してやがる。
イイ気なモンだな?。
ムシャクシャするぜ。
草を引き抜く手に力を込め過ぎたらしく、途中でブチッと切れやがった。
根っこをほじくるのが面倒なのに、これもあれもみんなすべてドベで鈍感なナルトが悪い。
ちっ!ムカつくが気にしないでいないと、更にムカつく結果になりやがるから無視だ。
「……サスケ君聞いちゃ不味いかもしれないけど……ナルトに、まだ手を出してないの?……」
サクラが声を潜め、最近オレを悩ましている問題その物ズバリを言い当てられた。
オレとした事がいつの間にサクラに背後を取られたのか、迂闊だったぜ。
「……答える義務はない……」
ムカムカするのを無理に飲み込み、そう返せばサクラは内なるサクラの片鱗を覗かせ人の悪い顔をして、笑いやがった。
「そうなんだ?ふーん……そうよねぇ?こんなにイイ女を振って、あの敬遠の仲のナルトを、選んだサスケ君だもんねぇ〜〜。すぐにくっつかれたら私の立場ないし。まっ、頑張ってね♪」
女って恐い生き物だ。
気を付けないとな?
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ