読物

□僕等に愛を
3ページ/7ページ

「相手云々よりも、六代目自身があんまり女に興味無いように見えるんですけど。」
「あー。そう言われてみると、確かにそんな感じ!」マサキの意見に、フヅイが乗っかる。
「なんか六代目って、色恋から遠い感じ。」
「今までの主張はなんだったってばよ…お前?」
「えーだって、言われて見たらそうかなーって。」
呆れるナルトとマサキに、フヅイは至って調子が良い。
「うーん。まあそう言われると、確かに特別に気になる子は居ないな俺ってば。」
だから彼女出来ないのか、と、ナルト自身の暢気さはフヅイを責められたものではなかった。
「それじゃ話しになんないすよ…六代目。」
「そういうマサキも女の子に興味なさそうじゃん。」
「信じらんないな〜。俺なんて好きな子5人もいるのに!」
「それも問題だってばよ。フヅイ…。」
人の事ばかり言いたい放題の後輩達に、ナルトの声は届かない。
「大体六代目はどんな子がタイプなんですか?」
「えー?あんま考えた事ないってばよー。サクラちゃんは可愛いけど、なんかもう恋愛対象じゃ無くなっちゃってるしぃ。」
というか、恋愛対象に見てもらえないし。
自分で口にして、ナルトは虚しくなる。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ