novel『黒執事』vol.1短編

□『見合わせの桜』
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もしも、あの時。
この命が、凶刃に呑蝕されていたなら・・・

この悪魔を召喚してしまうより前に。
僕の人格が、凶宴に崩壊していたなら・・・

もしも、あの時。

何も起こらず。
何も知らず。

平静に安穏とした日々が続いていたなら・・・

僕は。
どうなっていたんだろうか・・・?


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