君の笑顔に、
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今日からホストをやることになった。
渚は少しわくわくしていたのだけれど・・・
『・・・・・・・・あはは』
やばい・・・話すことがない・・・
何を話せばいいやら……。
「渚君、何かお肌のお手入れされてるの?」
「お肌すべすべわね」
「是非お聞きしたいわっ!」
『い、いえ自分は何も手入れなんて
何にもしてないですよ?』
「うそ〜こんなにすべすべなのに、」
「私、お手入れに何時間もかかるのに、うらやましいわ」
『そうですか?、君たちのお肌もスベスベで綺麗だですよ?』
「まぁ、」
「綺麗だなんて…渚君ったら…///」
コゲ「なぎ凄いなー、」
amu「のっけからうけてるな…渚…、」
Gero「テク要らず…やな、」
「あのっ、渚君のご家族はどうされているの?」
『え・・・』
家族・・・
『自分の…家族は…。』
少し話してみるか・・・
『小学生の頃、事故で母をなくしました、
それ以来、父が男一つで育ててくれて…。』
「そうなの・・・じゃあお食事などは…お父様が?」
『いえ、自分が全部やってます。
母が死ぬ前に料理とか教えてくれて』
「じゃあ、お母様が亡くなられた後はご自分で
やってらっしゃるのね…、偉いわ、渚君」
『そうですか?あはは、でもまぁ、母は料理が本当に上手な人で
父も自分が作った料理をおいしいって言ってくれて・・・
って話しすぎましたね、あはは』
こんな話しつまらなかったろーな・・・
「・・・本当に偉いわっ、今度、渚くんに料理教わりたいですわ、」
『え?』
「私も教わりたいわ!」
「また、指名してもいいかしら?」
『え、そ…それは助かります!!!』
amu「なぁ、渚ってまさか…」
a・G・コ「「「天然・・・?」」」
部員全員がそう思った。
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