アラド同人編(おつきさま)

□催眠陵辱館〜メイジ編〜
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仰向けに寝転がり、汗だくになりながら荒い呼吸を交え膣口から精液を零し続けるメイジの目の前に、一人の女性が突然に現れた。
師であるダークエルフ、シャランであった。
私の魔法を認めてくれて、祝福の言葉をかけに来てくれたのだろうか。
「…失望しましたわ」
「……へ?」
メイジは耳を疑った。私はちゃんと、魔法で悪い男を懲らしめたのに。
「貴女…自分のやっていることが何だかわかっているのですか?」
「ま、魔法です!魔法でこの男を…」
「黙りなさい!」
いつになく険しい顔をしている。何が何だか分からず、メイジは泣きながらシャランの叱責に耐える。
「元から貴女には期待していませんでしたが……ここまで堕ちるとは思っていませんでした。貴女がしていることは魔法でも何でもありません。売女と同じです。娼婦と同じです。色に餓え、異性と身体を重ねることの何処が魔法ですか?」
ふぅ、と息を吐き、メイジに背を向ける。
「これ以上妾を失望させないように……もう二度と、妾の目の前に現れないでください。貴女は魔法の才より淫売の才の方がお有りでしょうしね」
ヒールの音をわざとうるさく立たせ、去っていった。
「…シャラン様……シャラン様ぁ……うぅぅ…うぅえぇぇぇ…」
一生懸命頑張ったのに。褒めてもらうどころか、沢山の罵声を浴びせられ、破門を言い渡された。
幼いメイジはどうすることも出来ず、ただただ泣きじゃくるばかりであった。
そのシャランの姿が、男の見せた『幻影』だとも知らずに。
男は催眠術や幻影術が得意であった。
メイジを誘拐し、目が覚める寸前まで、『魔法=性行為』の催眠をかけていた。
第一段階である性行為まではうまくいった。これからは第二段階であり、最終目標。
まずはセックスにより体力的に弱っているメイジにシャランの幻影を見せ、一片の慈悲の無い絶望をこれでもかと埋め込む。
そして挫折状態にあり、精神が揺らいでいる彼女にそっと囁きかける。
「何、泣くことはない。お前には私がついている。怖がることは無い。私がお前の傍にずっと居てやる」
「…っふぅ…ひっく……うぇっ……え、っく…」
性格を矯正する程の強力な催眠は、かけられる側の体力や精神力が弱っているときほど強い効果が期待できる。
泣きじゃくるメイジの頭を優しく撫で、その醜い脂肪の塊の様な身体で、華奢な少女の裸体を抱きしめた。
「私にはお前が必要なのだ……。安心しろ、お前は私が守ってやる。お前の全ては……私のものだ」
「あなたの……モノ…?」
頷き、男はメイジの頭を掴む。これから最後のステップに入るためだ。
「お前は今から少しの間眠りに付く。穏やかな眠りだ。楽しい夢を見て、目覚めたときには…お前は永遠に、私の忠実な下僕となる。いいな?」
メイジはがくり、と男に体重を預けた。その寝顔は、天使のようだと比喩しても、少しもおかしくは無かった。

あれから、一ヶ月が過ぎた。
「おはようございます、ご主人様。朝でございます」
主人の寝室に足を運んだのは、メイド服を着たメイジの少女。
彼女は炊事、洗濯、掃除、主人の身の回りの世話、性処理を一手に担っている。
不平不満は一切口にせず、嬉々として仕事に励んでいた。
「ああ、おはよう。早速だが下の処理を頼む」
「かしこまりました。お手洗いの準備をいたしますね」
主人……男はズボンとパンツをずり下ろし、性器を出す。
すぐにメイジは彼の目の前に跪き、手を自身の大きく開いた口の前に持ってゆき受け皿を作った。
「…ふぅぅ…」
放たれる小水を、メイジは口や手で受け止め、ごくごくと喉を鳴らして飲み干してゆく。
跳ね返った雫が彼女の頬や手にびしゃびしゃと付着する。
やがて終わり、受け皿に溜まった尿を飲み込み、舌で床の掃除を済ませると、そこで柔らかな笑みを湛えた。
「美味しゅうございました、ご主人様。お食事の用意は出来上がっておりますので、リビングへお越しください」
男はニヤつきながらメイジの頭を撫で、リビングへと足を運んだ。
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