アラド同人編(おつきさま)

□催眠陵辱館〜メイジ編〜
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「…ここ、は……?」
建物の中…だろうか。自分は椅子に座っている。ふかふかのソファーだ。
杖が手元にない以外、特に身体に異変はない。
「目覚めたかね」
野太い声に反応し、顔を上げる。
真向かいに座っているのは、知らない男。中年で太った、醜い男だ。
衣服は一切身に着けておらず、脂ぎった汗でてかったでっぷりとした身体と……血管を浮き立たせ、厭な臭いを放つおぞましい男根を、何も知らない乙女に見せ付けていた。
「手荒な真似をしてすまなかったね。ここは私の屋敷だ。私の屋敷はウエストコーストの一等地にある。ここからの眺めは絶景だぞ?」
そ、そう……と適当な返事をするメイジ。双眸は彼の性器に釘付けで、見るに耐えないと思っていながらも、どうしても目が放せない。
ごく…と生唾を飲み込んだ。何故なのかは自分にも分からない。
こんなところに連れてこられた恐怖や不信感は、殆どと言って良いほど存在しなかった。
代わりに彼女を支配するのは、異常なまでの性欲。
ひっきりなしに分泌を続ける蜜で、メイジのショーツはびちゃびちゃだった。
「私が君をここに招いたのは言うまでもない。君を私の最初の奴隷として迎えたいのだ」
「なっ…何を…」
ニヤリと笑う男。
「魔法使いになるなんて夢は諦めろ。君程度の実力では土台無理な話だ」
「い、言ったわね…!いいわ、私の魔法で…アンタみたいな変態、蹴散らしてやるんだから!!」
立ち上がり、構える。
この男の奴隷になる。何故か非常に魅力的な誘いに感じたが、私には夢がある。最強の魔法使いになって、魔界を平和にする夢が。
「食らいなさい!私の魔法を!」
「…それが君の『魔法』か。面白い」
メイジは徐に、服を脱いだのだ。
「……え?」
どういう…ことだ?
何故私は服を脱いでいる…?
上着を脱ぎ、ブラジャーのホックを外し、コンプレックスである小振りの胸を男の前に曝け出して。
スカートもショーツも、邪魔だと言わんばかりに脱ぎ捨てて。
いや…これは、魔法なんだ。
この男を屈服させる……まほう……?
「それで、私はどうなるのかね?君のその魔法で?」
「そっ、そうね……まずは…この醜くてグロテスクな…こいつを懲らしめてやるわ!」
叫び、びんと天を突く怒張に顔を近づけると、瞬間吐き気を催すような悪臭が鼻を突いた。
「…ごほっ、げほっ!……く、臭…っ!!」
余りの臭いに咽ぶと、男はさも可笑しそうに笑った。
「いや、すまんな。このところ忙しくて風呂に入っていないんだ。さぁ、私を懲らしめてくれるんだろう?君をこんなところに拉致した私を」
分かってるわよ!とメイジは恐る恐る竿を握り、その小さな舌を這わせた。
こびり付く黄ばんだ恥垢を丹念に舐り取り、しっかりと味わってから飲み込む。
「うっ……くぅ…ん……ごく…っ!」
不味くて、生臭くて、吐きそうだが、それでも目に涙を溜め嚥下する。
「…っふ、ふぁ、あむっ……」
そして拙い動作で、醜悪な肉棒を小さな口に全て納める。
息苦しいのに加え、この強烈な悪臭。経験が皆目無いメイジには最早限界だが、他に方法がないのだ。
こうするしか、この男をやっつける方法がないのだから。こうするしか……?
生じた僅かな疑問も、行為をしているというある種の達成感でかき消される。
「ちゅるる…じゅる、じゅぷるる……はぶ…!」
まるで清めるかの如く、舌を這わせ、唾液を塗し、貪欲にしゃぶりつくメイジ。
やがて、男にも限界が来たようだ。
「……っく!」
胃に届く位の勢いで、精液が口の中に流し込まれる。
普通なら胃をひっくり返してでも吐き出してしまいたい苦味と腐敗臭。この男を倒すためだと、メイジは懸命に飲み干した。
「ぶふっ…!?…ん、ごく……ごきゅ…んっく、こくっ」
残った汚液も綺麗に舐め取る。
「ふむ…初めてにしてはいい塩梅だったよ。クフフ…」
気味の悪い笑いを止めない男に、メイジは小さく息を吐いた。
その瞳は、快楽に対する期待に満ちていた。
「まだ……まだ、懲りてないようね…」
笑顔を浮かべるメイジの太ももに、つぅ…と愛液が伝った。

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