アラド同人編(おつきさま)

□催眠陵辱館〜格闘家編〜
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男はメイジを脇に除け、身動きの取れない格闘家の頭を掴む。
「や、やめろぉ…」
メイジは不思議そうな顔で主人のほうを向いた。
「ご主人様…何してらっしゃるんですか?」
「何……煽ってやるのだ。こいつの不安をな」
浅い催眠で、幻聴を聞かせてやるのだ。
それは彼女の一番弱い部分を、的確に刺激する。
『女のくせに』、『はしたない』、『男に勝てるのか』。
様々な偽りの罵詈雑言が、容赦なく格闘家に浴びせかけられる。
彼女自身にも身に覚えがあるのだろう、耐え切れずすぐに悲鳴を上げた。
「やめてっ、やめて……やめてえええええっ!!」
「ひっ!?」
突然の叫びに驚くメイジ。
男は汚い笑みを顔に貼りつけながら、震える格闘家の頭を撫でた。
「どうしたんだ……?」
格闘家は、しゃくり上げながらも、訥々と告白を始めた。
何故か、この男に聞いて欲しいと思ったのだ。自分の心からの悩みを。
「み、みんな…そうだ……。どれだけ…頑張って……い、たい思いも…辛い、思いも我慢…して…頑張ってるのに……っ!」
最早、格闘家自身にも制御できなかった。
「あたしが……おんな、だから、試合…も…まともに組んで…っ…くれ、ないし…っ!じ、じつりょく…実力で勝っても……ひっ…く、『胸見せたんだろう』って…あ、後から悪口言われるんだ!!」
それ以上は酷だったのだろう。遂に大声を上げて泣き出してしまった。
「だからあたし……あた、し………うああ……うあああああああ!!」
よしよしと男が格闘家の頭を再び撫でる。
「つまりお前は……自分の実力を、誰も正当に評価してくれないことに憤りを感じているんだな?血が滲まんばかりの努力の結晶で得た勝利を否定されて悔しいんだな?」
泣きながらも、大きく頷く格闘家。
「ならば……私が評価してやろう。お前は強い」
「え………?」
男の発言に面食らう。
「お前は、誰にも負けない立派な闘士だ。負け犬の遠吠えなど気にするな。お前には実力があるのだ。その腕を、誰にも認められず腐らせるのは…余りに惜しい。そう思わんかね?」
微笑みながら、ゆっくりと手を近づける。最後のステップ……服従させるための強い催眠をかけるのだ。
知らない男のふっくらとした手が顔に近づきつつあるのに、格闘家は先程までの恐怖を微塵も感じていなかった。ただ今の彼女の胸に在るのは、自分を初めて高く評価してくれたこの男に尽くしたい。その気持ちだけであった。
「私に仕えよ……お前の身を…心を……未来を……私に託せ。お前の全ては私のものだ…私のものだ……」
やがて手が離れ、拘束が解かれる。開かれた彼女の瞳には、光が消えていた。
「さて、聞こうか。お前は何だ……?」
男の奴隷と化した格闘家は、主人を目の前に跪き、大きく一礼した。
「はい……。私は…あなた様の忠実なる下僕です」
催眠の成功に呵呵大笑する男。早速新たな奴隷を寝室に連れて行った。
「さぁ…お前が私に忠誠を誓うかどうか、行動で示してもらおう」
頷き、ベッドの上に大の字で寝転がる格闘家。
「ご主人様……私の…処女……もらってください…」
「フフフ…よく言えたな」
肥えた身体をベッドに乗せ、格闘家の服を脱がせる。
「ちょ、ちょっとぉ!ご主人様とのセックスが許されるのは私だけなのぉ!!」
初めて不満を口にするメイジ。
「少し我慢しろ。そんな泣きそうな顔をしなくても、お前も後で相手してやるから」
「約束ですよ…?」
名残惜しそうではあったものの、主人の命令には逆らえず、メイジは渋々寝室を後にした。
「待たせたな……。では、挿入れるとする…か!」
ぶちぶちぶちっ!男は遠慮なく腰を入れた。
ぼたぼたと血が垂れ落ち、赤い花がベッドの上に咲き乱れる。
「ひぃぐっ……!!」
格闘家は涙を流しながら喜びに打ち震えた。
何よりも大切な存在である主人に、自分を少女から女にしてもらえたのだから。
「ありがとうございます…ご主人様……!」
「くっ……鍛えられて体が引き締まっているんだな…?こちらもかなりの名器ではないか…」
興奮した男が腰を乱暴に打ち付ける。その度男の肉が波打ち、汗が飛び散り、細身の格闘家の身体を蹂躙する。まさしく美女と野獣というべきであろう、何とも珍妙なコントラストを描いていた。
「さぁ……射精すぞ……射精すぞっ!!…うっ!!」
ぐんっと腰を深く入れ、そのまま子宮内に精を全て吐き出した。
「ふうっ……!」
生まれて初めて注がれる精液の焼け付くような熱さに、女としての悦びを感じる。
「…搾り取れ……全て搾り取るんだ…!」
「は、い……っ!」
ぐぅっ……膣内全体が収縮し、男から精子を一滴残らず搾り取った。
「ふぅ………。では私はもう一人の相手をしてくる。これからも頼んだぞ……」
ぐったりとする自分の頭をぐしぐしと撫で部屋を出る主人に、格闘家は本心からの綺麗な笑顔を浮かべ大きく返事をした。
「……はいっ!」
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