Poem

□糸
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糸が切れた後は
ひとりで笑おうか

何かしていないと
壊れてしまいそう



冬の夜
痛い程の温度は

きっと僕への罰なんだろう



印を刻んだ後は
何処かへ歩こうか

此処を離れないと
泣いてしまいそうで



転がった
小さな証明はもはや

僕にとっては無意味なもので



こんなにも苦しいなら
心なんて要らないのに

どうして僕は
「愛しい」と思うのだろう
 
 
 
 
 
 

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