ブック13
□悪戯好きな騎士
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わたしはスザクと正面から向かい合った。
「わたしはユーフェミアが好きだ」
より一層、スザクの目が鋭くなる。けれど、退かない。
「ユフィは僕のものだ」
「それは今の話だろ?先のことは分からないな」
「この先もずっとそうだよ。ユフィを守るのはずっと僕だ」
お互い、決して譲らない。譲れない。
ユーフェミアはまだ眠っている。
彼女の知らないところで、静かに幕が開いた…―。
悪戯好きな騎士
(…あーあ、あと少しでキス出来たのにな)
(………手袋、投げつけて良いかな。良いよな。)
。
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