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□もしもシリーズA"小覇王、居酒屋に行く"
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時は現代、日本国

ここは一刀が住む聖フランチェスカ寮近くの居酒屋

江東の小覇王、孫伯符こと雪蓮と美周郎、周公謹こと、冥琳は初めての居酒屋デビューを果たしていた

え?そんな設定無いって?

あるじゃない、ここに(笑)

雪蓮
「ちょっと!私の出番まだ!?」

冥琳
「まぁ、落ち着きなさい雪蓮」

あ、はい。では…

以前、一刀の世界の酒に興味をそそられていた雪蓮

今目の前に広がるは酒の山

ついに宿願が(?)果たされたのである

雪蓮
「ついに…ついに一刀の世界のお酒が飲めるのね!」

冥琳
「全く…北郷は余計なことを雪蓮に吹き込んで…」

雪蓮
「いいじゃない。それに冥琳だってお酒好きでしょ?」

笑顔の雪蓮につられて微笑む冥琳

冥琳
「ふふっ…そうだな。たまには悪くないわね」

雪蓮
「もう、無理しちゃって〜。じゃあ先ずは何から飲もうかしら?…やっぱ一刀に最初に教えてもらった『にほんしゅ』ってやつからいってみようかな」

冥琳
「ほう、『にほんしゅ』か…どんな酒なのだ、雪蓮?」

雪蓮
「ん〜とね、確かお米から作ったお酒だって一刀は言ってたわね」

冥琳
「ではその『にほんしゅ』とやらをもらおうか」

店員
「はい!よろこんで〜」

元気良く注文を受ける店員に微笑む二人であった

しばらくして運ばれてきた『にほんしゅ』に目を輝かせる雪蓮

雪蓮
「やった〜!やっときた〜」

冥琳
「やれやれ…孫呉の王ともあろう者が…」

雪蓮
「いいじゃない。さ、飲も飲も!」

そうして日本酒から始まり、焼酎、スピリッツと一刀に教えられた順に飲んでいった二人

一刻後にはすでにできあがっていた雪蓮

雪蓮
「いえぇ〜い!冥琳、やっぱお酒って美味しいわね〜」

それに対し冥琳はそんな雪蓮を楽しそうに見ながらマイペースに飲んでいた

冥琳
「ふふっ、そうね雪蓮。こんな世界も悪くないな…」

乱世では見られなかった姿を見せる雪蓮に嬉しくなりポツリと呟く冥琳

これも一つの外史の姿であってもいいのかもしれない…

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