本
□桜の木の下で
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教団の自室に戻った俺は
ベットに倒れ込んだ
そのまま時間が過ぎ
…トントン…
静まり返っている部屋に
響いたのは
ドアをノックする音
…トントン…
再び部屋に響いたとき
俺は起きてドアに向かった
「誰だ?」
俺は聞きながらドアを開けた
[私よ]
「リナリーか…どうした?」
[兄さんが呼んでるから呼びに来たの。]
「任務か?」
[違うみたいよ]
「そうか…今行く」
[分かったわ]
リナリーとの会話も終わり
俺は部屋を後にした
『入るぞ?』
言いながら俺は
扉を開ける
「座って座って」
コムイはそう言ってる
ソファーには先客がいる
髪の色が太陽みたいに
明るいオレンジ色を
していて……
あれ?
どっかで見たような…
俺が記憶を巡らせていると
「またあったさね…ラビさぁ」
ラビはそう言った
まぁ…今日合う前に
桜の木の所であっていた
「あれ?もう仲良しなのかな?」
コムイが言ってきた
『別に仲良しじゃねぇし…で俺を呼んだ理由は?』
俺は何時も通りコムイに話した。
「あぁ…神田君にラビ君を紹介しようと思って♪」
明るいトーンで話してくる
ラビを紹介ねぇ…
「ねぇ…名前何て言うんさ?」
ほら…話しかけてきた
俺はぶっきらぼうに
答えてやった
『神田だ』
「違う!下の名前」
何を言うかと思えば
ファーストネームを聞いて来やがった
『ユ…ユウだ…』
俺は恥ずかしながらも
ラビにファーストネームを
教えてやった
「ユウちゃんよろしくさね♪」
『ファーストネームで呼ぶな!あとちゃん付けするな!』
俺はそう言った物の
少し顔が熱い
あいつを見たら
笑ってこっちを
見てる…………