小説なのよぉー
□02.再会
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何故か重い空気が私達を包み込んで気まずくなってきた。
相変わらず二人はお互いに目を見開いたままだし…
「ふ、二人とも知り合いなの?」
「…枯奈都…この子…誰?」
ボソリと女の子は呟いた。
ちらりと私を見てきたケドその目にはあまりにも殺意を感じた。
「え、あぁこの子は育っていって…「名前なんか聞いてない!!」
え…何…?
この人先輩の何なの…?
シンとした中、沈黙を破ったのはその女の子だった。
「…あぁ…この子が私の枯奈都奪った女ですのね…」
「…え…私の…枯奈都って…」
「私は枯奈都の彼女ですのよ?」
「…………は?」
思考が止まった。
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