斬り番用書物室

□伊達政宗の受難
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今日は最低、最悪の俺の厄日だ。


俺は今、この戦国乱世を早く終わらせる為に 怒濤の勢いで領土取りの真っ最中だった。

俺が始めに攻めたのは甲斐の武田。其処を攻めたのは俺のライバルが居たからで、厄介な奴は早めに潰しておこうと思ったから…。
「退却じゃ!退けー!」

「Shit!逃げられたか…(悔)」


案の定…領土を元から二つ持っていた武田軍に逃げられた。

仕方なく一度、奥州に帰った。

その夜


俺は、書物を読んで居ると何か天井裏に気配を感じて近くに置いて置いた短刀を気配のする方へ投げた。

「「うわっあぶなぁ(あぶのうござる)」」

聴き覚えのあるふたつの声が天井裏から降って来た。

「Hey!隠れてねぇーで出て来いよ。真田とその忍びさんよぉ」


俺は六爪を構えた。


予想通り、声の主は真田幸村と猿飛佐助のもので彼等は武器も持たずに此処へ来たらしい…無謀だろ

「アンタ等…何しに来たんだよ?俺の命でも取りに来たのか?おれがアンタ等の領土1つ奪ったからか?」


「違いまする。政宗殿。某達は政宗殿と酒を飲みつつ話をしようと…駄目でござろうか?

「独眼龍の旦那。良いでしょ?飲もうよ(笑)」


他意は無いと言った二人の態度に俺は


「OK!それなら良いが…俺、敵なんだけど?


此処で気を許した俺が馬鹿だった。


俺は佐助から盃を受取り幸村からお酌して貰い酒を飲んだ。

途端に体に異変が起きて俺は盃を落とし幸村達を睨み付け聞いた。

「…っ!何っ…入れやがったんだっ!てめぇ等…


俺は強烈な体の痺れに座って居るのも辛くなって畳か両手を畳へ付いた。

その時視界が反転して寝る筈の自分の寝床に佐助によって押し倒されて居たからマジでヤバイと思った。

「痺れ薬と媚薬を少々…(笑)」

淡々と言いやがった。幸村もと思ったが驚いて居たからこいつは知らなかったらしい…
小十郎…Help me!!
声が上手く出ないから駄目元で心の中で叫んで見た。


来る訳無いよなぁ…
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