斬り番用書物室
□龍を愛し…
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初めて貴方を見たのは戦場だった。
俺は大将である武田信玄に命じられて伊達軍と北条軍の戦に偵察に行った。
「あらら…伊達軍強いねぇ〜♪伊達政宗はどこかなぁ〜?」
俺は伊達軍の総大将である伊達政宗を探した。
木と木を跳び総大将が居るであろう北条軍の本陣へ向かった。
どうせ伊達軍本陣へ行ったところで伊達政宗は居ないと思ったから。
俺の考えはあながち間違っていなかった。
キィン ガキィンと獲物と獲物とがぶつかり合う音とが聴こえてきた。
(本陣が近いな…)
俺は木の上から見回すと辺りは死体の山…
殆んど北条軍の兵で…
俺は北条軍の忍が密集為ているところを見つけ仰ぎ見た
俺は自分でも気づかぬうちに魅せられていた…
「あれが独眼龍…マジで綺麗だ(惹)」
龍の様に舞い忍を次々と屍に変え華麗に避け戦を楽しむ美しき龍…
すると空気が変わり
ヒュン ジャキィン
風魔小太郎が現れた。
俺は心配になりでも…
明くまで偵察だと自分に言い聞かせた。