王の1日
□毒殺兵器
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執事「悪く思わないでください…
私だってこんなものは使いたくないんです…
しかし、あなた方が生きるために空腹を満たせば私達に被害が出ます
…仕方…ないんです…
…いつの時代も…人間は自分勝手な生き物なんですね…
自分達が快適に過ごす為に…
殺戮の限りを………
人間は………
………変わることは出来ないのでしょうか…」
王子「…そんなことはない」
執事「!…王子…」
王子「人間は確かに自分勝手な生き物…
野蛮で、愚かで…
けど…お前は人間の醜い部分を知り、嘆くことが出来た…
きっとお前以外にもそんな人間は必ずいる
それは…人間が変わることの出来る可能性だとは思わないか…?」
執事「王子…!」
女中「………早く…
蚊取り線香に火を」
(蚊取り線香で人間を語るとは…)