王の1日
□駄犬
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執事「何ですか?その犬は」
王子「食べ物あげたらついてきた」
執事「また城下に行ってらしたのですか…」
王子「今日はオフ会だったんだ」
執事「オフ…?
…まぁいいです
とりあえず野良犬のようですし、保健所に連れて行きますね?」
がしっ
王子「……………」
執事「…何をしてるんですか…」
王子「前々から大型犬が欲しかったんだ
飼う」
執事「駄目です
大体王子に犬の世話が出来るのですか?
どうせそのうちに私が世話係りになるに決まっています」
王子「お前はどこの母親だ
それに勘違いするな
世話をするのは初めからお前だ」
執事「初めから他力本願ですか」
王子「まずは風呂に入るか
汚れてるし
僕も汗をかいた」
執事「…分かりました…
全く…あなたという人は…」