夢小説A
□夏の冷気
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暑い……いや、夏が暑いのは分かっているよ?
それでも暑すぎる。
こういうのを「酷暑」っていうんだっけ?
時間は昼過ぎ、日は南中。
「そりゃ、暑いわけだ」
と空を見上げつつ呟く。
「やっぱり、家で涼んでいた方がよかったかな?」
庭先に打ち水をして涼む……。なんか考えただけで涼しくなってきた。
そっと、頬を撫でるような風が吹いた。
ひんやりして気持ち……ひんやり?
夏にしては涼し過ぎる風を受けて、僕は思わず風が吹いて来る方向へ進んでいた。
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