幻想郷入り小説

□第二話 b
1ページ/9ページ

「ふぅ……やっぱり何もせずにこう、お茶を飲むのって最高と思わない?伴也」

「そりゃ、霊夢は何もしてないからね!」

「怒らないでよ。これでも感謝しているんだから。…………紫もいい雑用をくれたわね」

「おい、そこ。聞こえてるぞ」

「ん?あれは……。全く、今日は珍しい客が来るのね」




幻想の神社 〜少女と結界

「あっ、そうそう新入りくん、後で私の所に来なさい。話しがあるから」

この館の主、レミリア・スカーレットは俺にそう告げると咲夜さんとともに図書館を後にした。

「あの子がこの館の主人?」

「そうよ、驚いた?」

「驚くというより意外だな。あんなに小さいのに」

「見た目はね。レミィは貴方より永く生きているわよ」

「まあ、俺は人間だしな。人外と比べればほんの僅かな時間を生きてるようなもんだ」

「それもそうね。て言うよりも、ユウキはレミィの部屋わかるの?」

レミリアの部屋ね……ん?そういえば、ここに来て以来、大図書館の外に出ていないような……。

「わからん。と言うよりもここから出た覚えがないんだが」

食事はいつもパチュリーが持ってきてくれたパンとかで済ませていたからな。

「……それもそうね。じゃ、今日は私が案内してあげる」

「ありがとうな」

.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ