夢小説A

□夏の冷気
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進んだ先には、霧に包まれた湖があった。
ここから涼しい風が吹いてたのか。

「そこの人間、アタイのナワバリでなにしてるのさ?」

声のした方向を向くと、そこには空を飛んでいる少女がいた。

「いや、僕はただ涼みに来ただけで……」

「問答無用!! 雹符『ヘイルストー……』」

「チルノちゃん!!」

「あっ、大ちゃん」

大ちゃんと呼ばれた方は、そのままの勢いでチルノと呼んだ方を責め始めた。

「あれだけ無闇に人を襲わないって約束したでしょ?」

「でも、アイツが……」

「でもじゃありません。それに、ちゃんと話を聞いたんですか?聞いていないなら謝りなさい」

そう言われた少女は、僕の方までやって来て、

「ごめんなさい」

と謝ってきた。

「いいよ、そんなに謝らなくても。怪我したわけじゃ無いし」

「すみません。じゃあ私はもう行くけど、人に迷惑かけないようにね」

そう言って、大ちゃんと呼ばれた少女は霧の中に進んで行った。
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