現代入り小説(長編) 

□第三話
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さて、家に帰ってきた訳だが、ご飯が炊けるまでにあと一時間と四十分。カレーを作り出すのにはちょっと早過ぎるぐらいだ。
なので……

「紅菜ー、今から一時間ぐらいは好きにここ使っていいぞー」

「ホントに!?よし、それじゃ千歳……と言いたいけど、楽しみはとって置いて。パチュリーちゃん。もう一度着替えよー?」

楽しみって何!?
今の紅菜の笑顔が怖く思えてきた……

「ちょっと、紅菜?離し……やっ、そこはダメっ……」

「そーだ千歳。着替えさせたら感想を聞くから」

「りょーかい。上にいるから、声をかけてくれ」

「待って、優希!!助け……むきゅっ?!」

「ダーメ、行かせないよ?」

後ろから助けを求める視線を感じるが、無視して二階へ上がる。







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