幻想郷入り小説
□第一話 b
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「魔理沙ーーー!!」
お、この声は。
「げっ、パチュリー……」
「そんなに急いでどうしたんだ?」
「どうしたもこうしたも、また私の図書館で暴れて……」
「いや、まだ何も盗ってないぜ?」
「『まだ』って事はいつかは盗るつもりでしょ?」
「確かにそうだが、今日は盗らん。その代わりに一つすることが出来た」
「なっ何する気よ?」
「こいつのスペルカードを作ろうと思う」
少女の言葉に、パチュリーはあっ、と間の抜けた声を出した。
「さっき、こいつも弾幕ごっこ出来るだろうと思って、軽くレヴァリエを使ったんだが……」
「あの星屑か」
「そうだ。使ったんだが、当たりそうな弾は全部魔法陳でいなされた」
「へー、やるじゃないユウキ」
「そうはいっても、ほとんどジリ貧。最後の後に数発残っていたら、確実に当たっていたよ」
「そこでだ。私とパチュリーとお前の三人でスペカを作らないか?」
「まあ、いいんじゃない?私もその事について伝えそびれてたし……」
「よし、決まりだな。……とその前に、霧雨魔理沙だ。よろしくな」
「ユウキ・アトモスフィアだ。よろしく、魔理沙」
軽く魔理沙と握手を交わす。
そして
「じゃ、魔理沙先生のHでもわかる、弾幕教室を始めるぜ」
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