幻想郷入り小説

□第三話 b
2ページ/10ページ

よし、これで……

「蒼符『アクアマリンの輝き』」

大弾を放ち、壁にぶつかったら一回り小さい弾に分裂、それが壁にぶつかったらまた一回り小さい弾に……と、避ければ避けるほど避ける場所がなくなるスペルだ。水らしい性質を持ったスペルだと思う。

「あら、中々綺麗なスペルですね」

「あっ、咲夜さん」

「もしかして、他のスペルカードも宝石の名前を?」

「いや、そこまで考えてなかったな。……よし、それじゃそうしようかな」

「えっ?」

「宝石とは考えつかなかった。それに陣の色にもちょうど合うだろうしな」


「さくやー、レミィがもうすぐ出るって言ってるわよー」

「あっ、わかりましたー!ユウキさんも用意して下さいね」

そういえば宴会があるんだったけか?
うぅむ、銀の杖ぐらいか?持っていくのは。




神社には思ったより多数の人々が集まっていた。

「中々盛況じゃないか、霊夢」

「宴会の時だけよ。普段がどんなか知ってるでしょう?」

「まぁな。来客はこれで全員なのか?」

「まだ早苗の所と紫たち、あと地底は来てないわね」
ふむ、三ヵ所か……

「久しぶりね、霊夢」

「あら、レミリアじゃない。今日は咲夜と一緒じゃないの?」

「一緒には来てるけど、場所取りに忙しくてね。仕方なくアトスな同行してるってわけ。それで、ここに居座ってる外来人は?」

「あいつなら二羽のウサギに連れてかれたから、今頃月のお姫様に捕まってるんじゃないの?」

ウサギに捕まる?何かの暗号か?

「ああ、あの宇宙人のところか。それじゃあまずはそこに行きましょうか」

.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ