幻想郷入り小説

□第四話 b
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『何だ?もう呼び出さないのではないのか?』

「何だ?もう呼び出されないんじゃないのか?」

マルコシアスの問いに皮肉で返す。

『ククッ……やはり面白いな、お前は』

「不思議と悪魔(おまえ)達からはよく言われる」

ただの人間だというのに。

「けど、話すのはあの奇人を負かしてからだ」

『負かす……?殺すつもりか』

「殺すさ。けど殺さない。だから、手伝えよマルコシアス」

『仕方ない。お前の無茶には楽しませて貰っているからな。契約が切れるその日まで尽くさせてもらうさ』

呆れたような物言いで直ぐさま戦闘体制に入るマルコシアス。それに続くように俺もシャックスの鎌を担いだ。

声にならない奇声をあげ、リナージが俺達の方へと突っ込んで来る。

「それじゃ、足止め任せた!」

『応!!』

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