Novel
□それいけ京子ちゃん
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時はお昼休み
かったるい授業を終え生徒は次々とお弁当を広げはじめる
いつもの三人もお弁当を食べ始めた
「十代目何食べてるんですか？」
「ﾊﾞｼﾞﾙﾂﾅｻﾝﾄﾞ、美味しそうだから買っちゃったんだよね」
「珍しいもの買ったのなー美味しい？」
「食べる？」
「いいのか？じゃあ俺の卵焼きと交換な」
二人は卵焼きとﾊﾞｼﾞﾙｻﾝﾄﾞを交換して食べる
･････どうして口移しじゃないの？
こういうシュチュでの口移しはお約束でしょ!!
いや、いきなり口移しはハードル高すぎかしら？
それならせめて「はい山本、あーん」くらいやってもいいんじゃない?!
あ、ごめんなさいちょっと興奮して語りすぎちゃった
私は笹川京子
見てのとおりの腐女子です☆
学校のマドンナとか言われてるけど真のマドンナはツナ君よね
ってそんなことは置いといて!!!
いつもみたいに３人でお昼を食べてるツナ君たちを見て萌えてるんだけど(日課)
さっきから山ツナフラグ立ってるのよね
マイナーカプと思われがちだからこそたまに発生するイベントがかなり萌える
毎回テストの補修ってナニやってるのかしら
そんなこと考えてたら獄寺君が立ち上がった
「おぃ野球馬鹿！何十代目の食事に手ぇ出してんだ!!」
「いーじゃねーか、これすげぇ上手いのな獄寺も食ってみろよ」
そういって山本君ツナ君からもらったﾊﾞｼﾞﾙﾂﾅｻﾝﾄﾞを獄寺君の口に入れた
間接キス？！しかも山獄!!!!
きたよそーいう展開!!
山ツナと見せかけ山獄に変わる急展開!!
山本君ナイス!!
「何すんだてめぇ!!!!」
「な、美味いだろ？」
「そうじゃねぇよ!!」
「ちょ、ちょっと獄寺君落ち着いて」
何か筒みたいなものを出して怒る獄寺君をツナ君が必至に止めてる
ていうかあれ
ツナ君から獄寺君に抱きついてない?!?
獄ツナ、獄ツナだわ!!!
こんな教室でなんて大胆な!!!
心境は山本なんかより俺の方が君を好きだよ！みたいな感じ?!?!
あぁもうﾔﾊﾞｲこんなリアルなもの見せられたら同人誌じゃ萌えられなくなっちゃう!!
次の新刊は獄ツナで決まりね!!!
主従関係の従士攻めはお約束よねー
そんな私の妄想を遮るように授業開始のチャイムが鳴り同時に先生が入ってきた
っち、いいところだったのに
まぁいいわ今日の出来事で当分萌えられる
次の授業は英語だしノートに案を書き出そうっと♪
こうして腐女子京子ちゃんは今日も今日とてクラスメイト三人を見て萌えを補給し、次のコミケの新刊作りにはげむのでした。