Parody

□真紅の間
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「千鶴ちゃん私が今から言う質問に必ず答えてね」
「質問内容によるんだけど…」
「大丈夫。この中から選んでくれたらいいから」
千姫はずらりとイケメンの写真が列んだパネルをどこからともなく引っ張り出してきた


「準備はいい?」
「う、うん」

「弟にするなら?」
「えっ弟?ん〜この中からだったら…やっぱり平助君になっちゃうな」
「まぁ妥当よね。じゃあ兄にするなら?」
「兄様かぁ…原田さんと永倉さんみたいな人ならいいかな」
「千鶴っ!!」
「薫!?」
「お前の兄様は俺だけだろぅ!なぁそうだって言ってくれっ!!」
「お菊」 パチン
「な、なんだこの年増!俺に触るなっ…くっ、千鶴!ちづるぅーー!!」
「さぁ次の質問いくわよ」
「…え…」
「お父さんにするなら?」
「…あの?」
「するなら?」
「そうだなぁ(やけくそ)父さまなら井上さんか近藤かなっ」
「絶対嫁には出さなさそうね。ならお母さんは誰がいいの?」
「母さま?……崎さん」
「ん?」
「山崎さん///」
「へぇ(意外)なら友達にするなら?」
「友達、友達…ん〜…斎藤さんと沖田さん、かな?」
「あら、疑問系?」
「それが限界?」
「…それ本人の前で言っちゃ駄目よ」
「お千ちゃん心配しなくても私そんなへましないよ」
「(ブラック!?)」
「にこり(笑)」
「…えーっと、残りはひとつね。あら?まさかこの二人が残るなんて意外に渋い趣味なのね」
「?」
「じゃあ最後よ!ズバリ恋人にするなら?」
「ん〜老後のこと考えると大鳥さん」
「えぇっ!?(どうしよう…争奪戦になると思ってあの二人呼んじゃってるのにぃ)ねぇ千鶴ちゃん、風間と土方さんは?」
「……あっ」
「あ、あれかしら?親戚?友達の友達とか?」
「じゃあ親戚のお兄さんあたりで」



「……」
「……」



「やだもうこんな時間!それじゃ千鶴ちゃんさようなら〜」
「またねお千ちゃん!」

「待て千鶴!お前の中の俺は遠い親戚のお兄さんなのか!?」
「ちょっ土方さん!勝手に出てきちゃ駄目です!尺足りてないんですから」
「尺言うな!!」
「きゃんきゃんと煩いぞ野犬もどきが」
「さっきまで泣いてたくせに清々しい顔ででてんじゃねぇーよ」
「貴様ぁ!あれほど言うなと念を推したであろうが裏切り者!!」
「風間さんまで勝手にでてきて本当に俺様なんですから…チッ」
「「千鶴さん?」」
「どうやら尺切れみたいです。皆様さようなら」
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