麻痺[小説]

□第一章
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彼は何でもない普通の中2。名を羽滝宗太(はたきそうた)。彼はいつもどおりに休み時間に教室の中で友達としゃべっていた。

たわいのない話だ。
「俺昨日すげぇ夢見たんだよ。きいてくれよ」
宗太は言った
「なんでだよ」
「まぁ聞け」
「はぁ?だか……」
宗太はマジで聞きたくないと言ってる友達の言葉を無視して勝手にしゃべりはじめた。
「俺が小せえ頃にも見たことあんだけどさぁ、俺にスイッチが埋めこまれんだよ。手術でさぁ。でもなんのスイッチか分んないんだよコレ。だから……」
「ハイハイ分かった分かった。もういいから黙れって。」
「はぁ?聞いてくれたっていいじゃん。だって……」

キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン
宗太にとってのみタイミングの悪いチャイムが流れる。宗太は無駄にくやしがっている。友達はもちろん喜んでいる。

紹介し忘れていたがこの宗太の友達の名前は中木龍(なかぎりゅう)。宗太とは幼稚園の頃からの仲だ。
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン

宗太はチャイムが鳴ると同時にまた龍のところにかけよった。さっきの夢の話をするようだ……




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