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徒然なるままに
綴るその他のお目汚し。
◆いつか終わりが来ると知っていても〜スプレー缶事情〜 


溢れ出る激情を拒むように

古くなったそれは喉奥に張り付いた

ゆっくりと固まっていくそれに抗う術もないまま

僕は言葉を失っていく

それでも精一杯吐き出した言葉に

君は顔をしかめるんだろうか?

こうやって僕は

朽ちていくんだろうか・・・?


2012/10/26(Fri) 13:43 

◆肖像 


穏やかな陽射しに
お伽の夢をみる

その中で僕は
息をしていないのに――


僕は夕焼けが好きだ
だから宵闇がこわい

そんな時だらしのない僕は
まぬけ面で街を歩く

五時の鐘が鳴る頃
影が僕を追い越して
夢の国の扉を開く

天国も地獄もこの頭の中ですね

荒れ果てた棚田を見下ろすと
世界の終わりが見えた気がして
うずくまってしまう

そんな僕の頭を撫でるのは
もうこの茜空しかいないのだと思う

喪ったモノを焼き払って
穴の中押し込めて

ああ、そういえばあの日
あなたを焼き尽くしたのは
こんな色だったなぁ

もう二度と戻らない時が
蝕んだこの気持ち

ああ、僕は夕焼けが好きだ
ああ、だから宵闇がこわい

五時の鐘が鳴る頃
影が僕を追い越して
夢の国の扉を開く

天国も地獄もこの頭の中ですね

こんな夕焼けを見て
僕はお伽の夢を見る

その中で僕は
息をしていないのに。


2011/03/10(Thu) 19:20 

◆眠り歌 


おやすみ ぼうや

木の葉のお舟に揺らされて
銀糸の波間を舞うように
朝陽を夢見ておやすみ ぼうや

月の涙が乾く頃
蝶々が飛び交う菜の花畑
笑っておくれ かわいいぼうや

紅葉の小道を歩こうか
潮の香りに踊ろうか
今は夢見ておやすみ ぼうや

かわいいぼうや


└By Monochrome 86%



2010/02/08(Mon) 00:35 

◆やらなきゃできない 


やればできる

んなこたァ分かってる

自分が確実に掴めるものくらいは

もう知ってる

掴めないのはこの怠惰のせいだと

それでも仕方ない


やる気ねーもん


2010/01/27(Wed) 04:56 

◆もう嫌だぁぁあ!!! 


だぁ―――――っ!!

うっせぇ

黙れ常識を携えた良心よ!


2010/01/26(Tue) 05:33 

◆被害は甚大 


僕のやる気が行方不明だから

捜索願いすら出せやしねぇ

残された僕に出来るのは

間の抜けた笑い声で

現実を流すだけ





――勉強?

なにそれ、おいしーの?


2010/01/26(Tue) 05:29 

◆偽善者?そうかもね。でも君が大切なのは、本当。 


凄まじい悲しみに、私の顔は引きつっているのかもしれない。
可哀想だなんて安っぽい同情すら起きない。

優しい君はきっと、私の涙すらも自分のせいにしてしまうんだろう。

偽善者だと罵ってもいい。
信じられないと爪を立てたっていい。

ただ、忘れないで。
私がここにいることを。

私が私の意思でここにいることを。

そして覚えてて。
頼ってもらえると嬉しいってことも、ね。


2010/01/17(Sun) 16:50 

◆Are you OK ? 


怖い?

…うん、僕も 怖い


2010/01/17(Sun) 16:37 

◆野良猫 


雨の中歩いてた
帰るために

ふと猫の声
道端に落ちた仔猫

絡まった有刺鉄線
雨に混じる赤

横目に憐憫を漂わせて
過ぎ去る往来

走り抜ける自転車
仔猫を塗らす跳ねた泥水

鳴いていた
鳴いていた仔猫

弱まっていく声
必死に生きていた仔猫

きっとこの中の
誰よりも生きていた仔猫

有刺鉄線が傷付けた僕の腕の中で
ゆっくりと目を閉じた


2010/01/12(Tue) 05:46 

◆交通事故 


私の名を呼んだ貴方の顔は何故か驚いていた。

私の「痛っ」って言う声は耳障りなクラクションの音と衝撃に掻き消されてしまう。

ふわりと空を飛んだ目に映ったのは、手を離れたカバンとアスファルトの白黒。

鈍い音と共にアスファルトにキスをした。
妬かないでね、ダーリン(笑)

寝転んだまま赤い赤い夕焼けに目を細めていたら、

まるで干したての布団のような暖かさがアスファルトに満ちて、眠気を誘う。

こんなもんか…。

そう思った瞬間世界が暗転して、天井が見えた。

ゆっくりと頭を整理して、身体をまさぐる。

溜め息まじりの笑い。





―――夢か。


2010/01/07(Thu) 01:29 

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