05/14の日記

21:14
君が好きだからじゃないかな
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突然雨が降った。
涙雨のようにしとしと、と。
獏良は自分の部屋の窓に打ち付け流れていく雨水の様子をじっと見ていた。

「宿主、何してるんだ?」
がたっと言う音を立てながらバクラが部屋の扉を入ってくるのを背中で出迎える。
「タオル何処だよ。タオルー」
タオルを探しながら部屋を歩く彼はどうやら雨に打たれたらしく、視線を向ければいつもの頭にある特徴的なそれは屁たれている。
雨はさんさんと降り続けていた。

「そう言えば、宿主」
頭を拭き、買ってきてくれたらしいシュークリームを獏良の目の前に出しながらバクラは思い出した様に獏良に話掛ける。
「なにかな」
シュークリームを受け取り、笑顔で応える。
「この前、宿主に告った女、死んだらしいぜ」
元々他人には興味がないバクラだが、獏良の事に関するとそれはまた別の様で、バクラはよくわからない複雑な顔をしていた。
「あぁ・・・あの子」
さもどうでもいいと言いたげに言い捨てシュークリームの袋を勢い良くばりっと開けた。
(彼女、何ていったと思う?)

「酷くぐちゃぐちゃだったらしいね。顔なんか、見る影も無いってさ。全身には何かで殴られた様な打撲も多かったらしい・・・ね」
(時々見せる不適な笑顔、楽しそうに決闘する貴方の背中、低くも高くもない声が虜にさせた・・・それって、君の事、じゃない?)

「なぁ、宿主」
バクラを見れば真面目な顔でこちらを向いている。
「・・・なぁに?」
獏良は笑顔を浮かべた。










「なんでそんなに詳しい、んだ?」
(なんで、って・・・ねぇ?)




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バク←獏の獏良やんでれ
よくわからない話だ(またか)


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