05/22の日記
21:27
雨降り枯葉が濡れたとしても
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※ポケ擬
「知ってるわよ・・・そんな事」
雨降り枯葉が濡れたとしても
世界はなんにも変わりやしないのよ
今以上に自分の雨降らしが憎いことはないと思う。
「俺は」
いつもより冷たい声、辛辣な視線はやっぱり辛くて、体が凍っていく感覚がした。
「俺は、お前が」
ドンドンが何を言おうとしてるのかレックは察したらしい。
でも、もう遅いのを私は知っている。
「・・・っ止めろドンリア!!」
聞きなれないドンドンの本名でレックはドンドンを止めようとした。
「俺は、お前が大嫌いだ!!」
強く言い放った言葉。
言われた私は弱々しく下を向くしかない。
「・・・知ってるわよ・・・そんな事・・・」
雨が、強くっなた。
***
雨で体が冷えていく。
体はもうぐしょぐしょだったけど、ちょうどよかったのかもしれないわ、だって涙が流れていくもの。
「孤独、ね・・・私」
喧嘩で寝ている間に友人達は寿命をとげていて、起きたら知らない人ばかりで、力が強すぎる私に恐怖し、皆近寄らなかった。
ドンドンとレックは唯一私を恐がらない顔見知り。
私はドンドンが前から好きだった。
「潮時ってやつ、よね」
ずるずると色々言い訳付けてここまでやってきたけどもう無理。
心は強くないのよ誰だって。
「オーガさん?」
この前、私に思いを謳った緑の少女がそこにいて、傘の下で私を心配そうに見ていた。
「またドンドンに冷たくされたの・・・?」
私の近くに来て傘を私に向けながら私の頬に触れてくる。
・・・あったかい。
「オーガさんには・・・あたしがいるじゃない。あたしはずっと一緒よ?」
私はその体を抱き締めた。
暖かくて、無性に泣きたくなったのをまた雨で隠した。
「傍に、いて」
(心も暖かくなった気がしたの何故かしら)
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強制終了感がぷんぷんとw
水無月さんにバトンタッチします!
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