09/04の日記
18:14
さよなら恋慕
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※ぽけ擬
気付いた。
気付いてた。
いいえ、私は知ってた。
あの子の言う『好き』は
私に対してじゃ、ない
さよなら恋慕
いつだったか、あの子とその兄弟か、友人かわからなかったが二人で話しているとこに通りかかった事があった。
けして、聞くつもりは無かったけれど、聞こえてしまった会話。
『オーガさんの好きなところ?』
私の名が出てきて、一瞬体がびくつく。
私はここにいてはいけないのでは無いのかと思ったが、人間ではなくともある、好奇心。
だから聞き耳を立ててしまった。
『もちろん、オーガさんの力と容姿よ!』
なにを、期待したの?
私は、馬鹿よ、もしかしたら「全部」だとか、「あの人なら何でも」だとか、思った訳か、私は・・・!?
知ってただろう?
私は、誰にも愛されない、と
『大嫌いだ!!』
愛されない。
「――――・・・。」
暦では秋なのにまだまだ、暑い。
なのに私の心は冷めきっている。
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