05/19の日記

21:04
まだ、まだよ
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※ポケ擬




ホウエンの地の海の王は陸の王に首ったけ、なんて笑える様で笑えない話だ。
だって、生死をさ迷うほどの大喧嘩したくせに、惚れてるんです、なんてどの口がほざく。

本当はわかってるんだ。
あのレントラーに勝てないって事くらい、さ。

今日は気分を変えて男になってドンドンにアピールしてみたが、喧嘩のせいでドンドンには俺が嫌いという概念が出来上がってしまっているせいで見向きもしやしない。
正直、心は細かい傷を増やしてぼろぼろに近い。

「オーガさんあたしと付き合って」
「・・・は?」


緑の髪を風に揺らして、こっちを強く見据えた少女。

「冗談は・・・やめとけ」
「あたしはオーガさんを振り向かせる。覚悟しておいて!」
「・・・っ」


心はもうつかれた。
だけどまだ、まだ・・・


まだ、好きでいさせて
(悔しくて、まだ認めたくないなんてなんて子供)


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認めるのが怖いし悔しいオーガ



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