SchoolofAngels

□SchoolofAngels#002幼児体型のマジシャンガール
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〈臨時ニュース明けゲストコーナー〉
悲しみのテンカウントゴングがなり終わり、SchoolofAngelsのスタジオがいつもの状態に戻っていく
ソニア「本日お送りする予定だった『レッスル駅伝を斬る』は明日お送りするわ」
ひよこ「というわけで本日お誕生日を迎えた自称魔女のウイッチ美沙ちゃんでーす」
……

華鳥「ちょっと美沙ちゃん、よんでるよー」
その呼び掛けに文句を言いながらも
「他のレスラーは誕生日を祝ってもらって羨ましいのです。美沙の誕生日はほとんどスルーされてしまったようなものなのです。まったくもってありえないのです」
その意見にソニアはため息混じりに
「あるだけいいじゃない、私たちは誕生日がないようなものなんだから」
と呟いた。
「それにあんなことがあったから仕方ないところもあるよ。何より業界全体が揺れちゃったからね」
臨時ニュースがあれば通常のコーナーを休まなければならないからこれでもましなほうだろう。
しかし美沙は
「それでも美沙の扱いはひどすぎるのです!謝○と反○を……」
 その時
みーっ
という声がヘッドホンごしに伝わってきた
華鳥「ディレクターのメカ雪歩から巻きが入ったから本日のメインイベントウイッチ美沙選手の誕生日パーティ、ケーキ完食時間無制限1本勝負を行います!青コーナーよりケーキ制作者栗浜亜魅、サキュバス真鍋組の入場です」
亜魅「心をこめて創りました。」
つかさ「にししっ、何が入っているかはお・た・の・し・み。」
亜魅は笑顔で、つかさはにやっとしながら美沙にケーキを見せる。それはストロベリークリームをたっぷり使ったショートケーキのようであった。
「赤コーナー!本日のゲスト、ウイッチ美ー沙!ファイト!」
華鳥が木槌でゴングをカーンと鳴らすと、美沙はショートケーキに目をやった。
美沙「2人にしては見た目が普通なので何かいやな予感がするのです。しかし食べないと番組上いけないような気がするからいただくのです。むっ、このケーキなにかへんな味が……!!」
〈往年の魔女っ子アニメの主題歌が流れる〉
美沙「これふぁたらのいちぐぉのショーとケーキじゃなひのです!ハバネロケーキなのれす!」
○サキュバス真鍋・栗浜亜魅(10秒ハバネロケーキ)ウイッチ美沙●
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