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□待ち伏せ
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「よし、戌達を捜すぞ。」

「え、わんちゃんも来てるんですか?」

「来てるわよ・・・。
ロゼもね。
っていうか、闇部総動員よ。」

「わぁ〜、僕達二人をお迎えしに来てくれたんですね!
ありがとうございますぅ!」

「あの、皆もうちょっとトーン落とさないと、また見付かると思うんだけど・・・。」


二人組の男のうち、一人を縄で縛り、四人は廊下に出た。


男は銃を持っていなかったことから、もう一人が持っているだろう事は、嫌でも想像がつく。


幸い四人の声は、先程よりも随分大きくなった雨音に掻き消されたが。



古い洋館、雨、暗くなりかけた外からは、差し込む光も弱い。
軋む床に雨漏りで落ちてきた水滴が僅かに反射して、キラキラと光る。


「戌とティアンが行ったのは・・・こっちだな。」


廊下のつきあたりにある階段を見上げ、流星は呟く。
その天井付近にある古びたランプに、彼は目をつけた。
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