descendants2

□波乱の幕開け
2ページ/4ページ

「本当に助かりましたっっ!」


リチヤ学園、愛果と戌を先に部屋に帰し、良音達を迎えた闇部部室で、ロイが声をあげた。

それに応えたのは、しあ。


「ホントに、しあとアリスとベル君とちびっ子達に感謝してよねぇ?
ちびっ子達がタイミング測って、ベル君が大雨降らせて、アリスが雷鳴らして、しあが停電・・・じゃなくて、闇魔法!
ナチュラルに仕上げたのよっ!」

「でも、本当に間に合って良かったよ。
ティアンが突然現れた時には何事かと思っちゃったわ!」


良音が、隣で喋っているしあの頭を撫でながら答えた。


「本当に助かりました。
ありがとうございます・・・。」


ティアンが礼を述べ、少し悩んでから、『ところで・・・。』と切り出す。


「この間・・・聞きそびれてしまったことって・・・。」


その言葉に。
良音達六人に、緊張が走る。


その様子を不思議そうに見つめる、ティアン、ロイ、星邏の三人に、良音は重い口を開いた。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ