2SEASON
□RE最終話
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韻VS簓&砦。炬VS杳戦、勃発。
気乗りしない蒐を半ば無理やり引きずる意。
上層部の会議室に脱出用の地下通路があって、そこから二人は街に出る。
ペンライトを手に進むも頭上では激しい戦闘の物音や声が聞こえる。
「大丈夫だろうか…」
「皆の力を信じるしかない」
蒐を送り出した後、杳も武器(レイピア)を手に参戦。
正面の激戦区に飛び込む。
身軽な杳は意外と強い、ひらひらと身を交わし大男を翻弄しながら一人ずつ倒してゆく。
それを眺め簓も身を隠す。
砦の車椅子を押しながらどこか身を隠せる処を探していると、銃弾が頭を霞めた。
「
円さんから戻る気が有る様なら連れて来いって言われてるんですよ〜。
鼎さんも結構心配してるみたいだし、素直に帰ってきたら?…まあ、そっち(砦)は殺すけど」
ショットガン片手にへらへらしてる韻が、襲ってくる隊員を銃身で叩き伏せ標的を此方に移す。
「悪く思わないで下さいね、センパイ。これも仕事なんで」
簓と砦を完全に戦力外と見下しているので、余裕顔でじわじわ追い詰める韻。
人混みの間を縫って逃げるが、直ぐに追い付かれる。
加えて相手は銃を持っていた。
自分を置いて一人で逃げろ、という砦を簓は頑なに拒む。
逃げている間、弾丸は車いすの車輪を削っていく。
簓に当たらない様、わざと外しているのだ。
「…なまじ腕が良いのがムカつくなー。
あの銃の装填は12発。あと5発かわせばなんとかなる」
「…!」
ただ逃げている様に見えてしっかり戦略立ててる簓に瞬く砦。
やはり頭脳は犯罪者の思考なんだなと改めて実感。
二人と韻を見つけて加勢しようと上を見上げる、と炬が杳を叩き伏せる。
「黙って見ていれば…目障りなチビだな」
「人の事言える体格ですか」
ぶつかった死体の山から起き上がると、剣を構えた。
炬は打撃系。トンファーでも良いかも。(決めてない)
++
多くの犠牲に目を瞑りながら地下通路を抜ける意と蒐は外に。
砂漠を抜けて街の中心地区、マンホールから顔を出す。
車を拾って簓の言う「会場」に向かう。