−第二次防衛線−

打ち鳴らされる武具の火花と、術式が裂く空気の音色。そして獣達が放つ高き咆哮が草原を埋め尽くす。

 ──これが戦場か。

今まで冒険者として過ごしてきたGreeenにとって、こういった戦の場は新鮮に映る。僅かな感慨を表情に乗せてGreeenは頭を巡らせる。

幾分離れた場所で爆発音にも似た物音が響き、遠くGreeenの視界の片隅を味方が数人、空中に高く吹き飛ばされる姿が掠める。別の場所では敵の大型亜獣が馬上槍による連携吶喊を喰らい、為す術も無く屠られる様も見えた。派手なものだと、Greeenは半ば傍観者気分でそれらを眺めていたが、自分もその戦闘に組み込まれ、そういった戦場独特の技を喰らい喰らわせる側に回っていることに気付いて、厄介な事になったものだと苦く笑う。

 未だ敵の本陣は遠い。

亜獣を操る遺跡占領側の抵抗は激しく、攻め手である常駐軍の動きは鈍い。敵は三本の防衛線を構築しこちらと対峙しているようだが、軍はその最前の防衛線すらまだ突破できていない。Greeen達の所属する部隊は、ある程度本軍が敵と交戦し道を開いた後、相手の中央へと少数で突撃して印章石を配置し、離脱するという役目を持つ。故に序盤は陣の半ばか後方で待機していれば良い──筈であったが。

「Greeen」

と、部隊の者達と何やら話をしていたノエルが、北の一点を気にしつつ足早にGreeenの方へと戻ってくる。何かあったのかと問えば、

「敵の最前衛を構成していた一部がこちらへ向かっているとの事です。恐らく、ここにある印章石に目を付けての行動とわたしは考えます」

言って、彼女は己の視線の先を指で差し示す。それをなぞる様に見れば、なるほど。先刻味方が吹き飛んでいた辺りの陣が崩れ、そこから亜獣の群れを先頭に置いた一団がこちらへと向かってきている。

浮遊する巨大な印章石の外見、発光をいぶかしんでの突発的な行動か、それとも軍の作戦を事前に察したのか。

どちらにせよ、少しばかり早く出番が回ってきたのは確かなようだ。

Greeenは一歩前へと進み出て、己が武器に力を込める。

「では迎え撃ちます。Greeen、印章石を破壊されぬよう、常に警戒しつつ戦闘を」

すぐ隣で銃を構えるノエルの言葉にGreeenは黙って頷くと、武器の握りを今一度確かめ直してから、高速で迫る敵達を見据え迎撃する。

──奴等が印章石に近づく前に、仕留める。




現創の亜獣達

color

ファストタックル!
⇒ red
21ダメージ


blue
 HP:436/436
red
 HP:636/636囮
Greeen
 HP:620/620
pink
 HP:612/612
ノエル
 HP:310/310
闇の印章石
 HP:600/600

レェアニートフラワーA
 HP:940/940
レェアニートベア
 HP:1320/1320
レェアニートフラワーB
 HP:940/940




red
ミスティックエイド!
⇒ blue
  毒耐性
  麻痺耐性
  混乱耐性
⇒ red
  毒耐性
  麻痺耐性
  混乱耐性
⇒ Greeen
  毒耐性
  麻痺耐性
  混乱耐性
⇒ pink
  毒耐性
  麻痺耐性
  混乱耐性
⇒ ノエル
  効果なし
⇒ 闇の印章石
  効果なし
Greeen
 セイクリッドソング!
⇒ レェアニートフラワーA
  360ダメージ
 スリーピングシクネス!
⇒ blue
  効果なし
⇒ red
  効果なし
⇒ Greeen
  効果なし
⇒ pink
  効果なし
⇒ ノエル
  効果なし
⇒ 闇の印章石
  効果なし
⇒ レェアニートフラワーA
  効果なし
⇒ レェアニートベア
  睡眠
⇒ レェアニートフラワーB
  効果なし
⇒ レェアニートベア
  360ダメージ
⇒ レェアニートフラワーB
  360ダメージ
 スリーピングシクネス!
⇒ blue
  効果なし
⇒ red
  効果なし
⇒ Greeen
  効果なし
⇒ pink
  効果なし
⇒ ノエル
  効果なし
⇒ 闇の印章石
  効果なし
⇒ レェアニートフラワーA
  効果なし
⇒ レェアニートフラワーB
  効果なし

blue
 ファイアランス!
⇒ レェアニートフラワーA
  839ダメージ
  倒れた
pink
 ダイアモンドダスト!


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目の前の亜獣を仕留め、息を吐いて辺りを見渡すと同時。部隊進軍開始の笛が鳴る。軍の本隊が敵の第一陣を撃破したことを示すものであり、以降は本隊と合同でGreeen達も敵の第二陣、二番目の防衛線を叩くために前へと出ることとなる。

「Greeen、行きましょう」

 戦闘を終えたばかりだというに涼しげな表情で告げてくるノエルに、Greeenは短く頷く。

 ここからが本番だ――Greeenは自分に喝を入れ、未だ前方に広がる戦線を見据えた。

 敵陣深くの所定位置に辿り着くにはまだ遠い。左右へ回り込むか、それとも直線で突き進むか。



See you Next phase...



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