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□毛繕い
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「ふ・・・んん・・・はぁ」
ジタンは喘いでいる。原因は尻尾とそれを弄っている人物にある。
尻尾を触っているのはむっつりに定評のあるシコールもとい、スコールさんである。
スコールは尻尾の毛繕いをしているのだ。高だか毛繕いと侮るなかれ、スコールほどの熟練者ともなると多少の性的快感を与えることなど容易なのだ。
その快感に身を任せながら目を閉じる
「終わったぞジタン」
スコールがジタンに声をかけてもジタンは一向に動かない。
「スー・・・スー・・・」
寝息が聞こえてくる。動かない理由はこれかとスコールは思った。
(寝ている時は静かなものだ)
スコールはいつもの彼を思い浮かべながらかすかに微笑んだ。
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