The Secret Garden

□The Secret Garden-06
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 握っていた手を開き、柔らかい部分から奥へ続く道を刺激する。

「セバスチャン…く…うっ…」

 好きな人の名前を混ぜた吐息を漏らす。セバスチャンの姿、黒の感触を思い出しながら、何度も何度もそこに指を這わせた。
 燕尾服の銀のボタン、その下の平たく甘い蕾、白く引き締まった大好きな…。

 …独りなら、いつもは言えないことも、言える…。

「セバスチャン、もっと、もっと…舐…めて、お願い…僕の.....を…」

 先端に指をあて、自身の液で幼い勃ち上がりを濡らす。

「ああんっ…あんっ…気持ち…いいよぉ…」

 愛しい声を思い出し、求めた。

『坊ちゃん…』
「ん…っ…う…」
『坊ちゃん、欲しいのでしょう?こんなにさせて…ほら、』
「やっ…だめっ」
『何をして欲しいのですか、言ってご覧なさい』
「ああっ…しゃ…ぶって…お願…」

 ‘おねだり’をさせられる度に、心の片隅に被虐的な願望が芽生え、しだいに声が大きく濡れていく。

『男の乳嘴など吸って。赤ん坊ですね…』
『ここもお小さくていらっしゃる…ほら』

 もう許して、セバスチャン…あっ…あああっ…。

 シエルはハンカチを出し、ギリギリと噛んだ。

 早く『片付けて』しまおう。こんな姿、見られるわけにはいかない。…



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