The Secret Garden

□The Secret Garden-06
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 一人で長い夜を慰める方法、それは確かに自分が手を取り教えたものである。が、ハンカチを噛み、時折それを離して声を絞るシエルの姿は、思いもよらぬものだった。

 性器の根元、ふくらみが張り、白い果汁が降り注ぐ。

「ああ…はぁっ…セバスチャン…大好き…」




 セバスチャンは簡単な調理のできるスティル=ルームに入り、音を立てて椅子に腰を下ろした。

 坊ちゃんが、あんなに…。

 せわしく組みかえられる脚、黒い服の中では既に雄の部分が暴れ出していた。

「いけま…せんね。はやくアフタヌーンティーの準備をしなければ」

 真っ白な綿の前掛けを巻き、荒っぽく手に石鹸をつけて水で流す。


 『大好き…』


 サクサクしたお菓子が食べたい、上目遣いでそう注文する、朝の主人の表情を思い出した。


 『セバスチャンッ…』


 おいしいものをねだる幼い顔、自分を従える毅然とした姿、そして今しがたの―…。

 差異を感じれば感じるほど、そこに楔を押し込み、こじ開けたい衝動に駆られる。

 あの身体を構築するもの全てが、自分を引きずり込む。狂わせる。…



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