Gift(ありがとうございます!)
□小説
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「……失礼します。先生…」
俺が入室すると目的の彼は机に座って人体模型『エリちゃん』の内臓を磨いていた。
「おや?どうかしたのかぃ、エリック・スリングビー君」
上げられた顔にサラサラとかかる銀色の髪が、窓から差し込む夕日を反射してキラキラと輝いている。
俺は一直線に彼の傍まで歩を進める。
「?エリック…君っン゙ッ!!」
そして彼の肩を掴み、机の上に押し倒すと唇を重ねた。
「っはぁ…いったい何の冗談だぃ。」
白く細い指が俺の服を掴み、胸を押し退けようとしてくる。
「冗談?……こんな事、冗談では出来ませんよ…先生。」
押さえ付けたまま、用意しておいた体育祭用のハチマキを口に噛ませ、首の後ろで結ぶ。これで、多少の声は殺せる。
両手は頭上でひと纏めにし、白衣の下のシャツに手をかけて引くと、勢いよくボタンが飛んで、部屋の隅に転がっていった。
「あぁ、やっぱり綺麗だよな…先生の肌」
授業中では、せいぜい首元までしか見えなかった肌が、今は眼前に露になっている。指をゆっくり滑らせて肌の感触を楽しむ。
「……ん゙っ…」
胸の飾りを掠めるように触るとビクッと彼の身体が跳ねる。俺はニヤリッと口を歪め、二本の指でソレを摘み、捏ねるように指の腹で転がす。
「胸で感じるんだ…先生。」
耳朶に顔を寄せて、舌を這わせ舐めながら囁く。
同時に足の間に割り込ませた膝で、擦るように刺激すれば着衣の下で固くなっていく感触が伝わってくる。
「何人の男に、この肌を許したんですか?」
胸から指を滑らせ、適度についた腹筋に沿うように撫で、更に下りてベルトに手をかける。
カチャカチャと金具が触れ合う音をさせて引き抜き、彼をうつ伏せにひっくり返し、下着ごと一気に脱がせる。